全国20社のプレカット工場と提携し、
計画からプレカット加工までのワンストップサービスを提供することが可能です。
500㎡超の非住宅は構造計算が必要になるため木造住宅とは進め方が異なります。
構造計算を行わない木造住宅は住宅会社とプレカット工場だけで進めていくことが可能ですが、
構造計算をともなう非住宅は意匠を確定するために構造計算を行う一工程が加わります。
そして、非住宅は特殊材の使用や特殊加工も考えながら、構造設計をする必要があります。
このことを無視して設計すると、コストアップや工期が遅れの原因になります。
木造に詳しい構造設計者が少ないという現実に加え、
材木の流通やプレカットの工程や加工機を熟知している設計者はさらに少なくなります。
木造に不慣れな構造設計者が間に入ると、現場が混乱するのはこのためです。
木構造は当然ですが、厚みも長さもある木材で組み立てられています。
木材の加工と組み立ては鉄骨の溶接やRCの型枠のように融通がききません。
そのため、構造設計者が部材と施工を切り離して二次元で設計してしまうと、
三次元では組み立てられない図面になってしまいます。
非住宅木造に慣れていない構造設計者のシワ寄せが、
プレカット工場や意匠設計者に及んでいるのです。
この課題の有効な解決策が木材の調達、プレカット加工を熟知した
構造設計者と企画段階から連携することなのです。